概要粉瘤はよくある良性腫瘍の一つでアテロームとも呼ばれます。皮膚の一部がまくれこんで袋状になり、そこに角質や皮脂などが溜まります。自然になくなる事はなく、時間の経過とともに少しずつ大きくなります。皮膚エコーで内部を確認し診断します。治療方法手術で袋ごと摘出します。小さい場合はトレパンという道具で4㎜程の穴をあけ、そこから摘出を試みる方法もあります。大きい場合や、頭や顔面など出血の多い部位にできている場合、血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合などは総合病院に紹介することがあります。炎症により、赤く腫れを伴っている場合は切除ができず、炎症を引かせる処置を行います。抗生剤の内服をすることもありますが、効果が乏しいことが多いため、切開し膿を出して炎症を引かせます。