概要ニキビは毛穴のつまりからできてきます。毛穴には皮脂腺があるため、皮脂分泌が増えたり、毛穴の出口がつまると、内部に皮脂がたまり(白ニキビ)、その後、炎症をおこして赤く腫れ、膿が生じます(赤ニキビ)。炎症を起こしたニキビはニキビ痕になることがあるため、しっかりと治療をしていきましょう。原因思春期以降に性ホルモンが活発になり皮脂が増加することや、ストレス、睡眠不足、月経、乾燥などいろいろあります。治療方法アダパレン(ディフェリン)外用、過酸化ベンゾイル(デュアック、ベピオ)外用、抗菌剤外用、抗生剤内服で治療します。補助的に漢方、ビタミン剤を使用します。効果を強くしたい場合にはオムニラックス(医療用LED)による治療を併用し、アクネ菌を抑えながら抗炎症作用で症状を改善させます。炎症のある赤ニキビに対しては抗菌作用のある薬、毛穴のつまりはアダパレン(ディフェリン)、過酸化ベンゾイル(デュアック、ベピオ)外用剤を使用します。刺激が強い場合にはアゼライン酸配合クリームをお勧めします。毛包のつまりを改善させる薬は、角質を剥がす効果のためカサカサした感じになり、かゆみ赤みがでることがあります。保湿剤を使うなどで副作用を最小限に抑えることが可能です。ニキビ痕の治療希望の方にはレーザー等の自由診療を考慮することもありますが、施術後に赤みや腫れ、小さなかさぶたが生じ、落ち着くまで1週間程度の時間がかかります。基本的には今あるニキビや赤みや色素沈着は保険治療のみでよくなります。また毛穴を詰まりを作りにくい「ノンコメドジェニック」と表記のある化粧品を選ぶことをお勧めしております。サンプルご希望の方はお気軽にお申し付け下さい。